入れ歯を紛失したらどうしたらいい?探し方、手順、再作製まで徹底解説
入れ歯が紛失した、見当たらないという体験は、入れ歯を装着している方なら、一度はされたかもしれません。見つからなかったら、どう対応すればいいのか、すぐに作り直してもらえるのかなど、不安に思うこともあるでしょう。
この記事では、入れ歯を紛失してしまったときの適切な対処法をわかりやすく整理し、再作製の流れや注意点、さらに二度と紛失しないための予防策も解説します。ぜひ最後までご覧ください。
目次
入れ歯を紛失したらまず落ち着いて探そう
入れ歯が見当たらないと気づいたとき、一番大切なのは焦らず冷静になることです。もう見つからないかもと悲観するのではなく、最後に入れ歯を使った場所や時間を思い出しつつ、直近の行動を振り返ってみましょう。特に外した可能性がある場合、探す順序を決めて落ち着いて行動することが重要です。
入れ歯は小さくて軽いため、よく使っている場所で見つかることもあります。まずは自分の行動に照らして、思い当たる場所を重点的に確認してください。
よくある紛失場所と探し方のコツ
入れ歯を紛失しがちな場所及び普段の行動を思い出しながら、順番にチェックしてみましょう。
| よくある場所 | 紛失の理由や状況 |
|---|---|
| テーブル・キッチン周り | 食事後に外し、そのまま置いてしまった可能性がある |
| 洗面所・浴室 | 入れ歯を洗ったあとに、うっかり置き忘れた可能性がある |
| ソファ・ベッドの隙間・クッションの下 | 不安定な場所に一時的に置き、見えにくい場所へ入り込んだ |
| 衣服のポケット・カバンの内側 | 急いで外す必要があり、とっさに入れたままになっている |
| ゴミ箱 | ティッシュに包んだまま、ゴミと一緒に捨ててしまった可能性がある |
特にティッシュに包んだ状態で紛失というケースはよくあるので、ゴミ袋の中やゴミ箱の周りも丁寧に確認することが大切です。
入れ歯が見つからない場合の対応
入れ歯がどうしても見つからない場合、なるべく早く歯科医院に連絡してください。入れ歯がない状態が続くと食事や会話がしにくく、日常生活に不便が出るのみでなく、噛み合わせが崩れるリスクも生じます。
歯科医院に連絡する
まずはかかりつけの歯科医院に電話連絡して状況を伝えます。すぐに予約が取れない可能性もあるので、早めの連絡を行いましょう。
紛失の原因や状況を整理して伝える
いつ・どこで・どのように外したかを説明することで、歯科医師側も対応しやすいです。以前の型やデータが残っているか確認してもらい、なければ再製作のスケジュール調整を行います。
応急処置や仮の対応について相談
再製作には通常、型取りから完成まで時間がかかります。すぐに入れ歯を作れない場合は食事や日常生活が不便になります。歯科医院でできる対応策が他にあるのかも聞いておきましょう。
歯科医院での再作製の流れと注意点
入れ歯を一から再作製するには、このような流れで進みます。
- 再度歯型を採取する型採り
- 入れ歯として使用する模型の作製
- 技工所で実際の入れ歯作製
- 試着、調整と最終仕上げ
完成までに必要な時間
保険診療の入れ歯でも、型取りから完成まで数週間かかることが一般的です。また、仕上がった後も 噛み合わせや痛みがないか確認し調整が必要な場合があり、複数回の通院が求められることもあります。
6ヶ月ルールと保険適用のポイント
日本の健康保険には6ヶ月ルールという仕組みがあります。これは、保険で入れ歯を作成してから、6ヶ月以内に再作製は原則できないというルールです。紛失や破損などの理由に関わらず、同じ部位の入れ歯は6ヶ月以内の保険適用が認められないことが多く、自費診療での作製が必要になる可能性があります。
例外的に保険適用となるケース
- 抜歯により入れ歯の本数が変わった
- 入れ歯自体が破損した
6ヶ月ルールの詳細は歯科医院で確認すると安心です。
入れ歯紛失のデメリットは
入れ歯を紛失してしまうと、単に見つからないというだけでなく、日常生活や費用面でさまざまなデメリットがあります。
デメリット
食事や生活が不自由になる
入れ歯がないと噛みにくく、食べられるものが制限され、また会話においても発音がしづらくなってしまいます。
費用がかかる
保険適用ができない場合、自費で再作製する必要があり、費用負担が大きくなることがあります。
再調整や通院が必要になる
作り直した入れ歯は慣れるまで調整が必要で、通院回数が増えることもあります。
入れ歯が無い期間に口腔内の変化が起きる可能性
長期間入れ歯がないと噛み合わせや顎の位置に悪影響が出る場合があります。入れ歯が見つからない期間は、噛みにくさや発音のしづらさにより生活の質が低下する可能性があり、できるだけ早めの対応が望まれます。
入れ歯の紛失を防ぐための対策
入れ歯の紛失を未然に防ぐためには、日頃から次のような習慣づけをすることが効果的です。
専用ケースの常備
外したらすぐにケースへ戻す習慣をつけ、外出時は忘れずにケースを持つ。
決まった保管場所を作る
家の中でも置き場所を固定しておき、食後や洗浄後は定位置に戻すようにする。
ティッシュに包まない
誤ってゴミと一緒に捨ててしまうリスクを回避。
定期的に調整してもらう
合わない入れ歯は外す回数が増えて紛失リスクが高まるため、フィット感を維持するため定期的な歯科受診をする。
特に外出先でケースを持ち歩く習慣ができれば、紛失リスクを大きく下げられます。
入れ歯以外の選択肢
紛失を繰り返したり、入れ歯が合わず使い勝手に不安があり改善を望む場合は、入れ歯以外の治療法を検討することも可能です。例えば、インプラント治療は顎の骨に固定する治療であるため、紛失や外れる心配がほとんどありません。もちろん治療は自費治療であるため、費用と時間はかかりますが、快適さや機能面ではメリットが大きい治療法です。磁性アタッチメント付きの義歯やブリッジなど、ライフスタイルや口腔内の状態に応じた選択肢がありますので、かかりつけの歯科医師と相談してみましょう。
入れ歯装着の基本を思い出そう
改めて、これだけは押さえておきたい入れ歯装着の基本を挙げます。
入れ歯は朝から晩まで装着する
入れ歯は朝起きたら装着し、基本的に就寝するまで外さないようにしましょう。装着時間をしっかり確保することで、歯ぐきの形が入れ歯に馴染みやすくなり、痛みの軽減につながることが期待できます。入れ歯を入れない期間が長くなると、歯ぐきとの適合が悪くなるだけでなく、残っている歯に負担がかかったり、噛み合わせのバランスが崩れて顎の位置がずれてしまうリスクも高まります。入れ歯は毎日欠かさず使用するようにしましょう。
定期的に歯科医院でチェックを受ける
入れ歯は作ったあとに丁寧な調整が必要ですが、それだけで終わりではありません。定期的に歯科医院へ通い、入れ歯がきちんと合っているかを確認してもらうことが大切です。
虫歯や抜歯などで口の中の状態が変わると入れ歯が合わなくなる原因にもなります。残っている歯を守るためにも、定期的なメンテナンスを継続しましょう。
まとめ
入れ歯を紛失するのは誰にでも起こり得るトラブルですが、慌てずに探し、それでも見つからない場合は、早めに歯科医院へ連絡しましょう。日常的に管理や予防策をしっかり整えておくのは大切ですが、紛失したならば入れ歯の再作製の流れや保険適用のルールを理解する必要があります。紛失を機に入れ歯以外の治療法を視野に入れ、より快適な日常生活を取り戻すという選択肢もありますので検討してみてはいかがでしょうか。

